イギリスハーフ英語教師の旅

東京で英会話、ビジネス英語、そして無料で参加できる西洋文化レッスンを実施しているイギリス系ハーフのブログです! 東京は2015年3月から住み始めたので、アドベンチャー意識をもって挑んでいるので、その話をしたいと思います。

今日は、ブログ移転したのでお知らせいたします:

よりくっきり、より綺麗、より読みやすいフォーマットにしましたので、ぜひ下記のリンクより閲覧いただければ幸いです!:

http://businessenglishtokyo.com/blog/


26 AM


ジュリアン

僕は中学生の頃2年ほど日本にいました。

ごく普通の、田舎の「第二中」 。 すぐ一人でロンドンに戻ったけど。

田舎との縁はそんなに感じないけど、ゴールデンウィークだし、海外旅行の航空券がメチャクチャ割高なので、田舎に来てみました。

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自転車では11時間。

「宇都宮」に前から興味がありました。

何と言っても「宇都宮」って、綺麗で神秘的な名前ですよね。
「栃木」も。

一昨日ママチャリ買ったから無謀ながらも自転車で 日暮里ー>宇都宮 に挑んで見ました。

ホテルの予約も何もせず。

ただ、都会を脱出してみたかった。

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 暑すぎる

バカみたいに日焼けしてしまって、太腿と腕が真っ赤っか。

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 休憩

尻も痛いし皮膚も痛い。頭も痛い。明日はもっと痛いだろうな。

宇都宮に着いたのは 21:00。 とりあえず餃子屋さんに入り込んだら特に東京と変わらない味。

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しかも、餃子屋さんの席からホテルを取ろうとして、全て満室。 苦笑。 
野宿する覚悟は確かにあった。 10件目くらいにようやく空室を見つけた! しかも大浴場あり。 よっしゃ! フロントのお姉さんたちが、僕が東京からはるばるママチャリで来たと聞いた時の顔、写したかったな。 笑 


日暮里だと贅沢で快適な生活を送らせていただいているけど、たまには自分に苦痛を与える事も大事だと思っています。 餃子を試しに宇都宮に来たのではない。 自分を試しに来たのだ!

確かニーチェが言ってたよな、「苦痛があってこそ幸福がある」と。 餃子は幸福とは言えなかったが、宇都宮の夜の光が見えてきた瞬間は、秒単位の幸福を得る事ができたかも! 

しかし、自転車で田舎を走るとそれ以上に素晴らしい、小さな出会いがありました。 

例えば、懐かしきかき氷
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言葉では十分に表せない「美」
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自然の味
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茨城県の地水で淹れた緑茶 
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こういった、小さな幸福の為に苦痛を耐えるのが、誰もの人生だと思います。

宇都宮まで来てよかった。 明日どうやって帰るかわからないけれど。 またあの 11時間の苦痛の旅は御免だけど!

ジュリアン


P.S - 近いうちに新しいサイトにブログを移します。 

インド旅行中、面白い光景を目撃しました。

マハラシュトラ州マンマド市という町の駅で降りたら。。。

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駅のホームで食料を人に配っていた、シーク教の団体がいました。

ご飯、ナスカレー、チャパティという、平型のパン。 大量に持参してきたようだ。
マンマド市には大きなグルドゥワラ(シーク教の教会)がある。 僕はそこで休憩をしてからムンバイへ行こうとしていた。

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駅のホームに行列ができてて、ホームレスだけではなく一般人も並んで食事の配当を待ってました。

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その隣には献金箱。 採算の取れるような額が入っていない。 それでもシーク教の人たちは食事を配る。

そばには商人たちが立ってじっと見ている。 サモサなど食べ物を売っている商人たちは、この「無償サービス」の被害者である。 シーク教の団体がタダで食べ物を無差別に配ると、商売にならない。 シーク教の団体は市場に大きな影響を与えて、「食料」にデフレをもたらしている。

僕はナスカレーを食べたので、100ルピー 献金する。 多いほうだ。

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これを見ると、自分の運営する、「ドネーション式英語レッスン」をふと悟る。
東京でも同じようなことを僕はしているのだ。とはいえ、英語なんかよりも食料は基礎的なニーズ。 
それでも市場に同じような効果を及ぼしていると思う。

無償で良質な授業を受ける事ができるなら、顧客は有料のレッスンを受ける必要はない。

他の商人が商売をできなくても、消費者が喜んでくれるなら、それはいいじゃないか?

まさにデフレの時代ですね。

僕は「ドネーション」の経済的効果に非常に興味を持っています。

貧富問わず、無差別に誰にでも良質なサービスを提供する。
多くの人が集まる。
よって、営利目的の競合他社はサービスをより良質にするか、他の市場へ行く。
ドネーションが行われている周りに、無関係のビジネスが集まり、その地区の経済環境が活発になる。

と、インドのこの聖地を思い出す:

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正に「ドネーション経済」で生きている都市、シーク教最大の聖地:アムリットサル(Amritsar)に僕は一度行ったことがあります。

そびえ立つ黄金の宮殿の金も全てドネーションで授けられた、人々の宝である。 

そこには偉大なる力がある。 神への信念により導かれた、人間の力を感じることができる。
全てがドネーションで回る、ユートピア的な場所。 僕はここに1週間宿泊させていただいた経験があり、僕の人生を大きく変える経験を与えてくれた聖地。

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色んな基準では日本はインドより先進国だと認知されているが、忘れてはならない事はインド社会、文化、宗教や歴史は日本よりはるかに成熟している。 その違いから学べる事は、たくさんあると思う。

心を癒したがる西洋の観光客の大半はインドへと旅立つ。 それは不思議ではない。 「心」の観光地とも言えるでしょう。


再来週のドネーション式レッスンは、アムリットサル、及びシーク教についてやります。


ジュリアン

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